川辺仏壇

現代の暮らしにあった祈りの【場】を提供しようと、国の伝統的工芸品に指定されている川辺仏壇の職人と新しい形の仏壇を制作。いずれも、コンパクトな作りで壁にも掛けられるようになっているほか、漆を塗ったり金箔を施したりして随所に仏壇職人の高い技術が取り込まれています。失われつつある“手を合わせる風習”と見つめ直すべき“祈り”の作用。そんな時代だからこそ「心を整える」ことを多くの人が求めています。“手を合わせる”=“祈り”は、現状に感謝し、自分を見つめる時間。つまり、現代にこそ必要な習慣なのです。コンパクト&スリムにこだわり現代の住宅を見据えたミニマムデザインとし、長引くコロナ禍への不安から心の安定を求める傾向もあるということで、現代の暮らしにあった仏壇で祈りの【場】を提供したいと考えます。

BEFORE

AFTER