『九州DREAM STATION』霧島神宮駅 2024年春 再始動

【JR霧島神宮駅活性化プロジェクト 進行中】

JR九州より『にぎわいパートナー』*¹の認定を受けた(株)IFOOは、2024年春からのリニューアルオープンに向け、霧島神宮駅改修工事の準備を着々と進めています。
改修工事は「コンコース+待合室」を対象とする第1期工事と、「駅員室」を対象とする第2期工事の2段階に分けられており、2023年7月から第1期の解体工事に着手します。
*工事期間中も平常通りご利用頂けますが、待合部分を一部閉鎖いたします。

[奥:川口氏,手前:堂園大工]

*1:JR九州との連携により利用者の少ないローカル線の駅を活用したまちづくり事業
『九州DERAM STATION』ホームページ


霧島神宮駅は、国宝に指定された霧島神宮の最寄り駅です。しかし駅から神宮へは徒歩で1時間以上。移動手段はバスかタクシーに限られているため、”不便な駅”と称されているのが現状です。
このような背景の中、当プロジェクトでは3つの「まつる」を掲げ”不便な駅”霧島神宮駅ならではの価値を見出そうと考えました。

「待る」…電車や送迎を待つ時間を過ごす、心安らぐ空間
「祀る」…瓊瓊杵尊*²を祀る霧島神宮への道のりの、始まりと終わりの拠点
「祭る」…地域内外の特に”Z世代”にあたる利用者が非日常を感じる、祭りの場所

霧島神宮への玄関口「霧島神宮駅」を地域の活性化拠点とすべく、設計に東京で活躍されている建築家・川口琢磨氏*³を招き、霧島神宮駅を取り巻く歴史や地域性と、現代性を併せ持つ空間づくりに挑戦しました。

[第1期工事_改札口~コンコース]

[第1期工事_待合室]

[第1期工事_天井木架構]

[第2期工事_構想その1]

[第2期工事_構想その2]

[第2期工事_構想その3]

*2:ニニギノミコト
『霧島神宮駅_御由緒』
*3:川口琢磨建築設計事務所 代表
『川口琢磨建築設計事務所』ホームページ


改修後の駅コンコースには、最大断面30㎝×110㎝,高さ4m,含水重量で1㌧を超える御神木[写真01]が据えられます。
この御神木は、鹿児島大学・地元の製材所の方々の協力のもと、演習林から選別した約35mの杉の木を伐倒し、立ち姿や木取り等の様々な観点から慎重に協議を重ね、製材を行いました。

[写真01:改修後の駅コンコース]

[演習林_立木の中の御神木]

[演習林_追い口箇所の確認]

[製材所_製材直後の御神木]


JR九州『にぎわいパートナー』認定