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協業事例1
岡山県・株式会社佐保建設(さほらぼ)様
人的交流を通してノウハウを伝える併走スタイルで、
自社の事業と人材を高度化
<インタビューにお答えいただいた方>
株式会社佐保建設(さほらぼ)
代表取締役 佐藤尚紀 様

──弊社へご相談いただいた経緯を、改めてお聞かせください。

ベガハウスさんは工務店という枠を超えて、ハイレベルな設計施工をやられていたり、他にもショーホーム(※ハイエンドな仕様でつくる一般的なモデルルームではなく、買い手の実態に即した非常設のモデルルーム)という営業手法などにも取り組まれていました。その姿を以前からHPから拝見していて興味を持っていた折、2010年にベガハウスさんを視察する機会があり、そこから長いお付き合いが始まりました。
その視察ツアーの懇親会の場で感心したのは、スタッフの方のおもてなしでした。参加者の方々からの質問に、どのスタッフの方も丁寧に対応され、普通であれば隠しておきたいような部分(詳細図など)も惜しげもなく説明なさっている様子に感動しました。
建物づくりにも当然興味はありましたが、まずはこの、ものづくりを通した人材育成を学ばせていただきたいという気持ちになりました。

──弊社からのご支援は2011年から本格化しましたね。

はい。ベガハウスの成長を見てこれらたコンサルタントの中嶋さん(※現・IFOO取締役)からの支援もその頃始まり、事業計画、ブランディング、ショーホーム導入など多岐にわたって支援していただきました。また家だけでなく、庭や造作家具も試行錯誤しながらベガハウスの設計作法・工法を学ばせていただきました。特に設計支援については、ベガハウスの設計チーフの幸野さん(※現・IFOO取締役)にショーホームの基本設計をお願いし、一般の設計案件でも、一棟一棟丁寧に指導を頂きました。
八幡社長(※現・IFOO代表取締役)にも何度も訪問していただき、我々が今後目指すべきところを踏まえた目標づくり、経営理念の作り直しの相談にも乗っていただきました。八幡社長は、組織が変化していく中で今後起こりうる問題とその解決の道筋について、ご自分の経験をもとに前もってアドバイスもくださいました。地域で一番良いものをつくり、かつ他の工務店がつくっていないものをつくることを目指す決心をした私にとって、非常に心強く感じました。

──御社内では組織としてどんな変化がありましたか。

高いレベルの設計施工が必要な難しい道を選びましたので、結果的に、努力して継続していけるスタッフは残り、結果付いて来れないスタッフの入れ替わりが始まりました。しかしながら、「彼がいなくなると仕事が回らない」といった言い訳のように、問題の先延ばしは時間やお金の無駄を招きますし、何より目標への道のりが遠のいてしまいます。社長として素早く決断しなければならないなと、反省も含めて強く思いました。

──弊社からのご支援で、意外に感じられた点はありますか。

営業力も自分たちの弱い部分だと感じていたのでそのことを八幡社長にご相談したところ、数日後、ベガハウスのディレクターの方を3年間出向させるというご提案をいただき、とても驚きました。来ていただいた方は当時、弱冠27歳。知らない地で新しい取り組みを成功させるべく一生懸命に頑張る姿を見て、勇気が湧いてきたのは私だけではなかったと思います。ベガハウスさんのご支援は、フランチャイズのような一方通行ではなく、そのように人的交流をベースとしたものであったのが、助かりました。

──人対人で併走していくのは、弊社のこだわりでもあります。導入の成果と、今後の展開はいかがでしょう。

庭や家具を含む家づくりの学びも大きいですが、ベガハウスさんを通じて県外の工務店さんと出会えたこともとても勉強になりました。家具デザイナー、工務店、住関連メーカーが共同して新しい家づくりに取り組む「股旅社中」の活動にも参加できるようになりました。その活動を通じて、志を同じくする仲間として互いに研鑽し合いながらスタッフ間の交流もできるのがとても魅力的です。ベガハウスさんに対しても、少しでも近づこうと日々努力しているつもりでも、訪問するたびにさらに進化していることに感心しています。
そうしてより上を目指す気概を触発されながら、今後は地元岡山の気候風土や歴史に沿った岡山らしい家づくりにしっかり取り組んでいきたいと思っています。

株式会社佐保建設(さほらぼ)
http://www.saho.co.jp/

撮影:しんめんもく 後藤健治